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立正大学様 パンフレット制作

· Planning,Paper,法人様

□CLIENT
学校法人 立正大学学園 様
 

□PRODUCT
パンフレット制作(ポスター兼用)
 

□ABOUT
立正大学様は、品川・熊谷にキャンパスを構える1万人を超える学生を抱える仏教系マンモス校。数年前、地域連携・研究推進支援センター発足時のパンフレット制作から始まり、大学のノベルティ制作や研究Webサイト制作のほか、2012年には創立140周年記念シンポジウムの総合プロデュース、広告宣伝、関連デザイン制作一式をご依頼頂き、長いおつきあいになっております。

今回の依頼は、昨今ニュースになっている研究や研究費の不正に対しての、啓蒙活動の一環としての配布用パンフレット制作でした。周知徹底のため、全生徒、教授、職員の方々に配布されるとのことでした。しかしながら、ひとつ懸念したのは、配布されて一読しただけでは啓蒙効果としては薄いのではないかと。そこで常に目のとまるように学内や研究室に貼っておけるポスターとしての用途も加えた、ポスター兼用のパンフレットのご提案をさせていただきました。広げたままだとポスターに、二つ折にすればパンフレットに、と。

担当の方に好評をいただき、早速その仕様で制作をスタート。加えて気になったのは文字ばかりではメリハリがないので、インパクトの強いイメージカットを大きく使用する方向で進めることに。仏教系大学としてのイメージをうまく活かすために、善悪の視点で「不正=やましい心、正=お釈迦様」という想定から、イメージカットをお坊さんか仏像をメインに設定を絞り込みました。撮影条件や表現度、訴求効果を様々鑑みながら、結果、仏教美術の修復を専門に研究されている学内の秋田教授のご協力のもと、卒業生の課題制作の大日如来像を撮影対象にすることで決定しました。

私の頭の中では、すでにメインコピーは決まっており、不正を働いたものは誰かから咎められて露呈するのではなく、自らの良心がその瞬間にわかっている、という思いをこめた「自分が、一番知っている。」。このコピーにあわせた構図や撮影タッチを検討しました。(このコピーに至る前にもう一つ「すべて、見られています。」という候補もあったのですが、本質的には、誰かが見ているから正しく生きる、生きないではなくて、自分自身として、この世の摂理として正しく生きる、という自発心理が大切かと考え、現コピーに)

この撮影が最大のキーポイントになると考え、偶然にも仏像に興味をもっていた恩田氏に制作チームに加わってもらいました。光と影の扱いが絶妙な彼の手腕あって想定以上の撮影カットを手にすることができて、ご担当者および関係者の方々にも喜んでいただき、弊社としてもとても納得できた制作になりました。関わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。

□CAST
Design M.Kosaka
Writing H.Narikawa
Copywriting H.Narikawa
Photo T.Onda

Direction H.Narikawa

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配布用に二つ折すると、以下のようなインパクトある表紙になる。

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ウラ面が、以下のようになり、パンフレットとして二つ折しても成立するデザインに。

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